書籍・雑誌

2009/10/07

コングロマリット <09196>

今週号の、「週刊ダイヤモンド」の特集で、JRグループが取り上げられてまして、つい購入してしまいました。

6月後半にも「東洋経済」が「鉄道」特集を取り上げてまして、昨今の鉄道に対する露出が経済誌まで及んだか…と云うのが正直な印象。

鉄道会社も、株式上場会社は多いですし、無理からぬ事なのですが。
「ダイヤモンド」の場合、「複合企業」としてのJRと云う切り口なので、土地・建物・車輌にカネ(カード)まで持っているのは、鉄道以外で競合している他の業態から見たら、そりゃ脅威ですな。

鉄っちゃん&鉄子の視点ばかりではなく、政治との絡みで、JR分割民営化時点から抱えている、三島会社(北海道・四国・九州)&貨物会社の負の面や、昨今の目玉にされつつある「高速道路無料化」政策による弊害試算と云う、マイナスの部分まで掘り下げている辺りは、流石。


それにしても…

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2008/08/27

関ヶ原 <08274>

司馬遼太郎の小説です。
恐らく、社会人になってから読んだと思います。
ストーリーとしては、太閤秀吉の死から始まり、朝鮮撤兵、豊臣遺臣の確執、三成襲撃事件、上杉征伐、三成挙兵、玉造炎上(ガラシャね)、小山会議…で関ヶ原の合戦、そしてその後までを、石田三成の動きを通して、書かれております。
時間軸の割に、廻りの人間の動きが多く、長い(文庫本で3冊)ですが、関ヶ原の合戦の背景から俯瞰して読めるので、単なる歴史小説だけではなく、人間ドラマとしても面白いです。

これを原作に、1981年にTBSの正月ドラマで三夜連続だかで放映されて居たのを子供心に憶えてます。実際通して見た(6時間近く掛る!)のは、10年位前でしたが。。。
テーマ音楽が中々に良く、これも大人になってからも憶えてました。「失われた都」を初めて弾いた際に、「都」のサビの部分が「近い~」と感じた事もあり、「これはSS先生作曲?」と思ったものの、後で調べたら山本直純作曲だったのは、あたしの勘違い(笑)。

それはさて置き、ドラマ版は今の大河も吃驚な配役。
石田三成役が加藤剛…からして、ムチャクチャ直情的(笑)。
徳川家康役が森繁久弥なのも、「狸親父」っぷり丸出しでしたし。。。
そればかりで無く、挙げていくだけでも、辰巳柳太郎、大友柳太朗、宇野重吉、芦田伸介、三國連太郎、三船敏郎、丹波哲郎、千秋実、高橋幸治、竹脇無我、細川俊之と云う「舞台」や「映画」の方をはじめ、三浦友和、国広富之、田中健、藤岡弘(当時は「、」なし)などの当時は比較的「若手」、更に女性陣は初芽役の松坂慶子を皮切りに、杉村春子、沢村貞子、京塚昌子、三田佳子、栗原小巻(ガラシャ役)など、今見たらホント蒼々たるメンバー(凄)。

あと、今見ると「ココに居たのね」で、堀尾忠氏役の角野卓造とか、丹羽長重役の矢崎滋とか、出雲阿国役の木の芽ナナとか、沢田雅美まで出てましたわ(苦笑)。

実家にビデオが残っていたら、もう一度観てみたいのもありますが、一部ではリメイクの話もあったそうで…。
ただ、コレだけのスケールはかなり難しいでしょうね・・・。恐らく、大河一年分以上の制作費が吹っ飛ぶのでは?。


ちなみに。
原作とドラマ版との違いとしては、初芽を送り込んだのは黒田如水なものの、ドラマには一切出てこないのです…。ラストは、如水が本多正信に替わってましたし…。
原作では、如水の九州征伐と、その戦勝報告に上京して、家康に報告する件があるのですが、流石に九州征伐(これはこれで結構なドラマなんですが…)までは難しいでしょうね・・・。

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2008/08/14

新幹線がなかったら <08262>

余り話題になってませんが、この本著者がお亡くなりになられました。。。

あたしの「浪人時代」にとっくりと拝読。
時期が時期だけに、一瞬「鉄道業界」を再考しかけた切欠にもなりましたが。

高校時代…当時国鉄⇒JRへ改組されてまだ時間が経っていなかった頃…に、この方の名前(当時、Eの副社長)を聞く度に、「改革」に対する一種の「憎悪」めいた雰囲気を感じてましたが(汗)。実際、この本を読んで、印象が大きく変わりました。
この本かは定かでは無いのですが、ある「設備更新」を巡る話で、普通「自分の出身路線だから」と「我田引水」的考えになるところなのにそれをしなかった事…。この事で、28年間も「同じモノ」が継続して使われる結果になったのはこの方の一面を垣間見た様に思います。

JR退任後、宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)の理事長に転じられた頃、H2ロケットの失敗が続き、その記者会見で「技術屋」として、毅然と立ち向かう姿勢も印象深かったです。
その意味では、広義の意味での「安全第一」を念頭に置いていた方だと思います。

ご冥福をお祈りします。


「新幹線がなかったら」
山之内秀一郎
東京新聞出版局 1998年刊
定価1,575円(税込)

(現在、朝日文庫から、定価795円(税込)で再販されているようです)

それにしても「夏風邪」。
喉から、鼻、そしてお腹へと移って来ました…。
あと、1~2日がヤマでしょうか?。明後日には何とかしたいのですが。
ここに来て耳にも影響を来たしているのは…(悲)。


<本日の馬券>
・摂津杯@園田…アグネスミステリー-モエレトレジャー-リワードパットンの馬単BOX…を買うつもりだったのですが、ARS投票を掛けたら、「このレースは締切りました…」と云う非情なアナウンス。よって購入は出来ず。。。
レースはモエレトレジャーの逃げ切りで貫禄勝ち。2004年の浦和記念以来の重賞勝利ですか。2着にアグネスミステリー…しかしこの馬は勝てそうで勝てませんなあ(悲)。

・ブリーダーズゴールドカップ@旭川…サカラート-メイショウトウコン-ヤマトマリオンの馬単BOX。あとこれらを1着軸に、カオリノーブル、スウィフトカレントへ馬単流し。
レースはカオリノーブルが2周目4角まで軽快な逃げを見せ(焦)、直線でサカラートが先頭に立つ際に梃子摺った為か、外からメイショウトウコンが追い込み、サカラートとの叩き合いでゴールへ。結局、写真判定で、メイショウに凱歌が上がったのですが、スタート時にサンキンツヨシが落馬した影響で、後方追走させられる羽目になったにも関わらず、勝ったのは大したものです。
それにしても、旭川で最後のブリーダーズゴールドカップ、是非行きたかったのですがね~(残念)。

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2008/08/09

「婚活」時代 <08256>

先日、この本を購入した際に、ふらっと買ってしまった一冊。社会学的にも興味があったので、色々と考えつつ、一気に読んでしまいました。

就活(=就職活動)と云う言葉は、略称としてここ数年で市民権を得つつありますが、まさか結婚活動(略して「婚活」)なんて言葉が発生するとは思いも拠らず(苦笑)。

実際問題、自分らの親世代に比べたら、結婚年齢が上がっているのも事実でして、あたしなんかも三十路半ばに入りつつあるところで未婚の一人(汗)。

昨今言われている、「少子化」の直接の原因が、「未婚化」「晩婚化」にあると云われているものの、背景事情をキチンと論じられてなかった様で、食い入る様に読んでしまいましたが。
その「少子化」を打開するには、「結婚」と云う形でのカップリング⇒子作りのサイクルが機能しないとならない訳ですが。社会システム的に、昔からあった諸々のコミュニティにおける「出会い」の機会や「お見合い」などが、「規制緩和」のお陰で自由化された結果、システムとして崩壊をしている事と、男女雇用機会均等化によって、仕事に措いて男女の差が無くなっている事、これにより経済的、機会的な「格差」が起きている…事が大きな背景になっているのには、尤に感じました。

加えて、男女それぞれの求める価値観のすれ違いも、結婚年齢の上昇に拍車を掛けている要因になっている様で、自分も含めてコミュニケーション力が必要とか。それには「結婚活動」と云う形で「出会い」を求める事と「場数」を踏んでいく…それには結婚情報サービスや、イベントや、男女バランスが異性サイドに偏っているコミュニティに入るとか、花婿学校(これは知らなかった)などを使うケースもある様です。
あとは、ダイバーシティの進捗でも云われてますが、家庭内や男女間でのワークライフバランスの分担を明確にするなども必要な要素だそうです。


あたしの父親(昭和一桁世代)も世代の中では「晩婚」のクチでしたが、先述した「システム」が機能していたお陰で、あたしが生を受けられた…のですが。あたし自身もそろそろその父の年齢に近付いている事もあり、真剣に向き合う必要のある問題だったりしてます。
今の生活でも充分青息吐息なのですが(自業自得?)、家事は好きですし、「男性は外、女性は内」的な考えは無く、むしろ「自分の食い扶持は確保してください」な考えなんですがね…如何でしょうか?(笑)。

ま、何にせよ、今出来る事として、精神修養(これが一番か?)と、前を向く事、そして小さいところから生活改善は心掛けて生きたいものです。


「婚活」時代
山田昌弘(家族社会学者)、白河桃子(少子化ジャーナリスト)
ディスカヴァー・トゥエンティワン刊
1,050円(税込)

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2008/08/06

O型自分の説明書 <08251>

この本、先日つい買ってもーた(苦笑)。
#何で、O型が一番最後やねん!と云うのはさて置き・・・。

で、早速読んだのですが・・・感想としては、

「7割方当たっているかな?」

と云うのが一番(苦笑)。

よく、O型を評して言われる、

大雑把

はキッチリ触れられていました(苦笑)。

ある意味ツボだったのは、

駄目出しに弱い

とか、

自分は褒められると伸びるタイプ…だと思っている

とか、

好い加減ぽいけど、責任感は強い

とか、

ノッてるとき、物事の処理は超特急

とか

食べ物をくれた人には懐く

とか、

実は人見知り

とか、

理屈よりハート

とか、

嵌ったらとことん

とか、

旅行は無計画の行き当たりばったり

とか、

お腹が空くと急に無口になる

とか、

大体の事は「五感」で記憶する

とか、

掃除が苦手

とか…。

こうして読み返すと、O型って

アホの権化か?

と思ってしまうあたしはヒネクレ者でしょうか?(苦笑)。

ま、血液型で物事を判断する訳には行きませんが…。
そんな訳(?)で、結構笑えますので、是非ご一読を。

<本日の馬券>
・リリーカップ@旭川…アンペア-クラフィンライデンの馬単裏表。あと、これら2頭を軸にして、イケノナイン、シルバーカテリーナ、モエレピンクレディへ馬複流し。
レースは、クラフィンライデンがスタート良く飛び出し、アンペアとエフテーダージーが追走する展開。ラップが結構早かった為か、4角廻る手前でクラフィンライデンがバッタリ止まり、4角手前抜け出したアンペアが、山竜のムチに応えて、後続に1馬身半をつける快勝。2着には、直線良い足で追い込んだイケノナイン。スタートで出遅れた格好になっただけに、一寸残念でしたな。


あと、卒時ながら…

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2005/08/18

エリア88 <05172>

新谷かおるのマンガです。
実家に帰れば、全巻揃っている筈なのですが、時期的に「終戦」絡みもあり、ひょんな事から図書館で借りて読んでます。

最初に読んだのは中学卒業前か、高校に入ってからでしょうか?。
物語の舞台は70年代後半でしたが、ちょうど初読の後でフセインのクウェート侵攻⇒湾岸戦争へ突き進んだ時期だっただけに、ニュースを読む上で色々と参考になった様に思います。
戦争マンガ…と云うよりは、バックに流れている中東を取り巻く政治情勢や、日本経済が複雑に絡み合っていて、人間ドラマとしても読み応えがある様に思います。

それにしても、この傭兵部隊。作者の趣味と云うのか、色々な戦闘機が出て来ますが、さながら「見本市」の様な様相。一国の軍隊なら、同じ舞台で機種が違うって有り得ないでしょうね。
あ、私は航空ファンではないですが、大体F-14とF-20とハリアーが同居するなんて…(苦)。


あと、キャラクターではマッコイ爺さん、いい味出してます。
ただの武器商人と思っていたら、「カネさえあればクレムリン宮殿だって持ってくる」と云う台詞を云ってみたり、かと思えば砂漠に打ち捨てられたリシャールを蘇生させてみたり…このキャラクター秀逸です(笑)。

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2005/05/12

水族館の通になる <05097>

渋谷駅の山手線ホームにある祥伝社の広告でこの本が紹介されていて、ちょっとばかり気になってます。
水族館って、この間行ったのがいつの事やら…と云う位に記憶が薄くて、確か99年位に下田の水族館へ行ったのが直近かもしれません。

最近、品川プリンスホテルにアクアミュージアムのオープンや、江の島水族館のリニューアル、あと売り物の白熊がオープンに間に合わなかった男鹿など、水族館絡みの話題が多く、ブーム?と思う位に話題が多いですね。

私の長姉が「水族館フリーク」でして(東京に住んでいるにもかかわらず、鳥羽水族館の年間パスポートを持っていると云う凝り様…)、水族館関係の話題は会う度に聞いてまして、一度じっくり行ってみたいスポットの一つです。

江の島水族館のリニューアル時のイルカか何かの水槽の引越しでは、TVニュースでも取り上げられましたが、確かにこの本を読むと、普段は気にならないけれど、いざとなると動物園以上に気になる水族館の謎が一発で解けそうです。
是非読んでみたい一冊です。


「水族館の通になる / ――年間3千万人を魅了する楽園の謎」

著者:中村元  祥伝社刊 788円(税込)

この本の詳しい書評、並びに紹介はこちら。(s-book.comより)

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2005/05/06

無法松の影 <05092>

久し振りに神田のブックファーストの文庫棚を眺めていたら、文春の棚に

「無法松の影  大月隆寛」


思わず、我が目を疑ってしまいました…。
初出本(毎日新聞社刊 1995年)は、「第一次浪人期」に読んでいたのですが、文庫化(ちなみに2003年)には気が付きませんでした。思わず購入。

昭和14年に岩下俊作の小説が発表され、その後映画や歌にもなった「無法松の一生」を通して、松が生きた背景と、映画がリメイクされていく事に変容されていく松のキャラクターを、著者なりの歴史民俗学的な視点で捉え、書かれたもの…と云うと、些か仰々しいですが、松の持つ「侠義」を彼なりに描いていったものと云うと分かりやすいかも知れません。
ちなみに6年位前に初出本を読んだ際、「ビデオテープやレーザーディスク」と書かれていた箇所が、「ビデオやDVD」と書き改められていて、そこに注釈が入っている辺り、文庫化までの4年間の時の流れと、著者の「やさしさ」を垣間見られます。

大月氏の著作との出会いは、99年頭に創刊して半年で休刊になった某スポーツ雑誌でのコラムを読んでから。
最初は、スポーツ全般について書かれていた様に思いますが、段々と地が出たのか、競馬ネタが中心…それも地方競馬ネタが増えてきて、その文章に惹かれて私の地方競馬行脚が始まった様なもの。
そのコラムは、某雑誌の休刊後に週刊Gallopへと「移動」し、それからも興味深く読んでましたが、それだけでは飽き足らず、当時暇だった事もあり大月氏の著作を8割方は読破したのでは?。
その頃に、この「無法松…」とも出会い、「厩舎物語」(日本エディタースクール出版部刊⇒後にちくま文庫へ収蔵)共々、代表作と云っても過言ではないと思います。

ちなみに「厩舎物語」は、初出版も文庫版もほぼ絶版状態になってしまい、書店やネットで手に入れるのが困難になっているのが非常に残念な限りです。(文庫版は、『本屋大賞2004』の発掘部門にノミネートされましたが…)

大月隆寛氏と云うと、最近では「BSマンガ夜話」の司会者…と云った方が、一般の方には通りが良いのでしょうか?。書評、競馬、数々の武勇伝…など活動範囲は幅広いのですが、本業(?)は民俗学者です。

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2005/02/12

どうした「東京人」? <05038>

たまたま某書店で、久し振りに「東京人」に目を通したのですが、掲載されている写真の酷さにがっかりしております。

いや、アングルとかカメラマンの腕の話ではなく、こう何と言うか、掲載されている写真の目が粗かったり、果ては手ブレまでが見受けられて…非常に辟易。いかにも、デジカメや下手をすると携帯電話のカメラ機能を使ったのでは?と思われる写真が散見されてます。画素やファイルサイズの小さい画像データが、1色のページで使用されるならさて置き(でも余り良いとは云い難い)、4色のページでそれも引き伸ばして使った日には、そりゃ粗くもなりますが…。
ましてや、今回の特集は鉄道ネタだけに「写真が命」の部分が大きく、手ブレやピンボケなど、「いかにも失敗しました」的な写真を商業雑誌に掲載されるのは、同業としてではなく「一般の視点」として見ても恥ずかしい限り…。
取材した編集者が、写真についての素人なのか、はたまたはカメラマンを使う予算が無かったとか…?、出版不況の昨今、有り得なくもないので、こんな弁護を考えてみたりしていますが、それにしても腑に落ちませんね。

この雑誌って、創刊した頃から折に触れて読んでいますが、東京の魅力を写真と文章を使ってキッチリ見せるのが売り、だったと思うのですが。ここ一年ばかりなかなか読む機会が無かったもので、何とも云えませんが、いつ頃からこうなってしまったんでしょう?。
月間でじっくり読ませてくれる雑誌なだけに、残念な思いで一杯です。(結局、立ち読みで終わりましたし)
東京をネタにした素材の切り口は、毎回非常に目を見張るものがあるのですが。

今、デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能が非常に発達して、AF一眼が発売された17年前に比べたら、写真を簡単に扱えるご時世になったのは、或る意味もの凄く有難い世の中になったとは思いますが、手軽になった分、商業雑誌上で写真の持つ「重み」がこうも軽く扱われてしまうのは、頑固にもフィルム撮影に拘っている人間には悲しい思いで一杯です。

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