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2005/05/08

スタジオ演劇「そのまま!」 <05094>

さっき、NHKETVにてONAIRされておりましたが、なかなか面白かったです。
南関東のとある競馬場を舞台に、場内の「場立ち」と呼ばれる予想屋と中年男との人生を賭ける物語…なのですが、IT企業が経営に参画する話や、観客の落ち込みなど、今の地方競馬を描写した内容も多く、興味深く見てました。

場内実況&案内アナウンスは、エンドロールから判断するに場内からそのまま連れて来た様ですし、細かい美術を見ると設定が川崎を模したのがありあり…。(設定上は「川井」競馬場) 挿入されるレース映像も、実際の川崎でのレース映像でした。
台詞の中で、「南関東の名馬」と挙げる件で、オグリキャップが出てきたのはご愛嬌でしたが、予想屋の口上や人気薄の馬が蹄鉄を履き替えて劇走するところなど、細かいディティールを追求してくれていたのがたまらなく良かったです(感涙…大月隆寛氏の監修は流石)。

キャストも、山本学は丁度一年前にグリーンチャンネルの「競馬場の達人」と云う番組にも出演している様に、競馬への造詣も深く、ビギナーのスマートな紳士と云う役柄には最適ですし、何と云っても予想屋役のベンガルには「いるいる」と云いたくなる様な味が滲み出てました。

ストーリー上、会社の資金を作る為に万馬券狙いの勝負をする…と云う部分には、実際有り得ないだろうとは思いますが(と云うより、有ったら怖い)、「お話」としては「あり」なのかな?と。

競馬を舞台に映画やドラマなどで扱う場合、如何せん「生き物」を相手にする都合上、時間と手間が掛かるのが一般的ですが、この演劇は「スタジオ演劇」と云う形で収録したのが、却って良かったと思います。
オンタイムでしっかり見てましたが、また再放送されないかな?と密かに期待してます。

≪あらすじ≫  東京近郊のとある地方競馬場。「予想屋」の男、石橋照男(54)は、この道三十年余り。その口上には、もはや芸とも呼ぶべき味わいがある。地方競馬の閉鎖が相次いでいるのが気がかりではあるが、今日も客たちに囲まれ独特の声を張り上げている。

 ある日、石橋の前にしがない中年男、立花敏之(60)が現れる。競馬場に似合わぬインテリ風の立花は、健康雑誌を出す小さな出版社社長。この日が初めての競馬の立花は、わずかなポケットマネーでビギナーズラックに出会うが、実は、長引く不況で会社は倒産寸前の窮地に追い込まれている。

 日暮れ、予想屋たち行きつけの居酒屋で、石橋や立花社長がレースの余韻に浸っている。と、ひとり、ふたりとワケあり風の女が現れる。一人は、立花を探してやって来た会社の部下で恋人らしい。立花は告げる。「明日、会社の存続を賭けた勝負をする」と。
 もう一人は石橋の前に久方ぶりに現れた一人娘。マーケットリサーチを職業とする娘は、今回、競馬場の存続に関わるリサーチにやって来たと言う。

 中年男ふたりと女ふたり。そして競馬をめぐる男たちの様々な想いが浮かんでは消える一夜が更けてゆき、やがて、中年男ふたりが、それぞれの人生を賭けた勝負の日を迎える。

<以上、NHK芸術劇場HPより>

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